新幹線が来るまでの間、陽太は

『またすぐ逢えるよ』

と言って
あたしの頭を撫でてくれた。


寂しくてたまらかったあたしは
「帰らんといてよ…」と言い
陽太を困らせた。


夢の中にまだ居たい。


「頑張ってな!」
って送り出したかったのに
一緒に居たいと泣いて困らせ、

小さな子供みたいになっていた。