次の日も朝早くから
一緒に居た。


本当は明日まで
一緒に居る予定だったけど、

仕事のお客さんに
食事を誘われたらしく
今晩帰る事になってしまった。


陽太は大手不動産会社に勤めていて、
土地の持ち主に
土地を駐車場やビルに立て替えないか
薦める営業職だった。


食事に誘ってくれたお客さんが
陽太の誠実なところを
気に入ってくれているらしく、
あと一息で契約がとれそうという事で

寂しかったけど
あたしも陽太に契約をとってほしくて
「分かった!」と明るく言った。