「え?
一緒に4日間過ごすんじゃないの?」


『うん、一緒に居るよ?
こっちで過ごそうと思ってたけどさ、
やっぱ杏の両親に心配かけたくないし
関西で一緒に居ようや。
俺が関西に行ったら
お前も夜は家帰れるしさ。』


「杏が夜家帰ったら
陽太はどうするん?」


『俺はマン喫で寝泊まりするから。』



片時も離れたくなかったけど、
あたしの両親に心配かけたくないと
言ってくれる陽太の誠実さを
無駄にしたくはない。


『俺の事は気にせんでいいから
夜は自分の家帰って
お父さんとお母さんに顔見せてあげてよ。
杏の両親に嫌われたくないしさ!』

そう言ってくれ、
急遽陽太と関西に帰る事になった。