せっかく逢えたのに
足の痛みにイライラしてしまい
陽太に八つ当たりしてしまった。


ふてぶてしいあたしなのに
陽太は一切怒らなくて

『いっぱい歩かせてごめんな』

と謝ってきたり、

陽太の家に向かう途中の
電車のホームで
あたしを椅子に座らせて
足をマッサージしてくれた。


「ごめん…」
とあたしが謝ると

『そういうトコロも好きやで!』

とニッコリ笑ってくれ、
あたしにはもったいない彼氏だなぁと
本気で思った。