次の日朝からあたしは
バイトに行った。

頑張ったらこのあと
城野くんに会えると思うと
全然バイトが苦痛じゃなかった。

この頃バイト先の人手が足りなくて
あたしは残業する事が多く、
体力的にも精神的にも
少ししんどかった。

でもこの日はずっと笑顔で
しんどいなんて感じずに
仕事を終える事が出来た。

「お疲れ様でした〜っ!」

上がりの時間になり、
急いで私服に着替えて
店を出た。

「今から行くよ〜」
とメールをすると、
『お疲れさん!気をつけてな☆』って。

君に会いたい気持ちが
自然と歩くスピードを速くさせた。

待ち合わせしてる●●駅に
急いで向かった。