家までの帰り道
終始笑顔が絶えなかった。

“いつから好きだったの?”
“何で好きになったの?”

そんな話をしていると
あっという間に家に着いた。

「送ってくれてありがとう」
『ん。じゃあまたメールするな。』
「うん。気をつけてね」
『おう!』

来た方向をまた戻って行く
彼の後ろ姿を
見えなくなるまで見つめ続けた。

彼もまた見えなくなるまで
何度も後ろを振り返っては
手を振り続けてくれた。

角を曲がり、姿が見えなくなってすぐ
メールが届いた。