陽太はあたしの話を聞きながら
ケラケラ笑ったりツッコんできたり、
あたしの話す事一つ一つに
興味を持って聞いてくれた。


「あ、そういえばな〜。」

『ん?どうした?』

「あんな、今日谷田さんに
婦人科行けって言われてん。」

『はっ?婦人科??何で???』

「杏よく腰痛い言うてるやんか。
腰痛の原因分からんし
もしかしたら子宮やら卵巣やらが
悪さしてるかもしれへんし
行った方がええって言われてん。

でも抵抗あんねん。」


『で?谷田さんの話はそれだけ?』

「生理痛も酷いし
婦人科系の病気とかやったら
将来子供できひんように
なったりするかもしれんでって
言われてなぁ。
一回陽太に相談してみたらって
言われたわぁ。
どう思う??」