『…じゃあそろそろ行こうか。
やっぱ送るわ!
いいって言っても無駄やしな!笑
行こう。』

「…うん。ありがとう。」

二人は歩き出した。

どちらともなく
自然と隣を歩いて。

一歩の距離がなくなった。
さっきまでは
彼の後ろ姿を見ながら歩いていたのに
今は彼の横顔を見ながら
歩いている。

たった一歩でも全然違う景色に
あたしは幸せを感じた。

これからはもっと
幸せを感じられるんだろうなー…