そのままずっと
二人とも興奮しながら喋っていた。


いつもなら一日の出来事を
お互い話していたけど、
この日の会話は
ほぼゴールデンウイークの事だった。


陽太がこっちを出て行ったのが
3月21日。


次に逢えるのはいつなんだろうと
毎日思いながらも、
陽太に「いつ逢えるの?」と
聞いた事はなかった。


…というか、聞けなかった。


毎日朝早くから夜遅くまで
働いている陽太には、
休みの日ぐらいゆっくりしてほしかった。


陽太の負担にだけは
なりたくないからね。

だから次逢える日が決まって
本当に嬉しかった。