次の日仕事から帰ると
お母さんがニヤッと笑いながら
話し掛けてきた。


「杏、手紙来てるで〜。」

「ん?誰から??」

「陽太くんから!はいこれ!」

ニヤニヤしながら
お母さんが陽太からの手紙を渡してきた。


封筒には
「速達」のハンコが押してあり、
お世辞にも綺麗とは言えない字で
あたしの住所と名前、
裏には陽太の名前が書かれていた。


部屋に入り封筒を開けてみると、
3枚にも及ぶ手紙が入っていていた。