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6時半にセットしていた目覚ましが
やかましく部屋に響いてきた。


まだ寝ていたい重たい目を開け、
顔を洗ったり化粧をしたりしていた。


朝起きてもあたしは
陽太に対する昨日の不信感や不満を
拭いとる事は出来ていなかった。


本当に別れるつもりはなかったけど、
何日間は連絡をとらずに
距離を置くつもりでいた。

喧嘩したままでいる事が
いい事ではないとは思ったけど…。


この日毎朝の日課のメールは
送らなかった。