「しんどいとか自業自得やん。
こんな時間に電話してきて何の用?」


あたしは冷たく言い放った。


陽太はうまく呂律が回らないみたいで
ベラベラ何か言っていたけど
うまく聞き取れなかった。

ハッキリ喋れない事にも
更にイライラするあたし。


「何やねん。聞こえへんわ。
そんなくだらん電話やったらもう切るで」

とあたしが言うと、

『くだらんて何やねん!
自分の彼氏がしんどがってんのに
心配もせんとえらい冷たい女やなぁ!』

と陽太がつっかかってきた。