陽太はただ寝ていただけなのに
ここまで不安になるなんて
あたしはこれから
遠距離恋愛なんて出来るのかな。


始まったばっかりなのに
今からこれじゃ先が思いやられるよ‥。


でもこんな思いを
陽太にぶつける気はなかった。

陽太まで不安になってしまったら
共倒れになるし、
困らせたくなかった。

「もう大丈夫!」
と明るく言ったあと、
今日あった出来事を話し続けた。

陽太はあたしの話を
いつも楽しそうに聞いてくれて、
一緒に笑ってくれたり
ツッコんできたりして
またいつもの二人に戻れた。