陽太はバイクで
高速道路を走っているうちに
今まで流せなかった涙が溢れてきて、
休憩がてら
パーキングエリアに寄ったみたいだった。


少し話したあと電話を切り、
今居る場所を写メで送ってきてくれた。


そして本文には

『幸せになるためやから
信じ合って二人で乗り越えていこうな!
俺とお前は最後の恋やから
もう後には引けへんし覚悟してろよ!』

と書いてあった。


そうだね…


もう後戻り出来ないんなら
信じて未来に向かって歩き出そう…


こんなにも愛し合う二人なんだから


距離になんか負けないよね………?


もう泣かない。


寂しさに負けたりしない。


陽太が幸せな未来を見据えてるんだから
あたしも同じ未来を信じなくちゃ。


きっと…

きっと大丈夫だよね……………?