『雨の中ごめんな!
俺真剣やしちゃんと聞いてな?』

「分かった…話してみて?」

城野くんの目を見れずに
あたしは地面に目を落としながら
話を聞いた。

『俺さっき好きな人出来たって
言うたやんか。
あれな、杏ちゃんの事やねん!』


「うん……


………


…………


えっ!!!!???」