人間ってこんなにも
涙を流せる生き物だったんだと思った。


部屋で泣きじゃくっていると
ルルが近寄ってきて
あたしの隣に座ってくれた。


「ルル…」

あたしはルルを抱きしめ、
ひたすら泣き続けた。


どれぐらいの時間を
あたしは涙を流していたのかな。


気付いたらあたしは眠っていて
起きたらお母さんが仕事から帰ってきていた。