陽太もずっと
あたしの手を繋いだままで
一瞬たりとも離そうとしなかった。


そしてまた深夜と同じように
“赤ちゃんできますように”
って祈りながら
体を重ね合わせた。


行為のあと陽太は
ベットの横にあるテーブルに手をやり、
紙とペンをとった。


「何すんの??」

『これからの俺とお前の約束事書くねん!』