『何そこで突っ立ってんねん!笑
ビックリするやろ!笑
はよこっち来て一緒にテレビ見よ!』


そう言われ陽太の隣に座り、
「何か面白いテレビないかなぁ〜」
と明るく言った。

『こんな朝から面白い番組ないやろ(笑)』
と、笑いながら
リモコンを操作していた
陽太の手が止まった。


『杏………。』

「陽太…ごめん…ほんま…ごめ…」


もう泣かないと決めていたのに、
あたしはどう頑張っても
涙を我慢する事が出来なかった。