仕事モードに頭を切り替え、
ただ夢中になって仕事をこなした。

飲食店で働いてるんだけど、
この日は忙しくて
時間が経つのがすごく早かった。

あっという間にあと30分で上がり…
となった時だった。


入口のドアが開き、
「いらっしゃいませー!」
と元気よく声を出すと

イタズラに笑う陽太を先頭に
陽太の友達4人も一緒に店に入ってきた。

ビックリしているあたしを見て、
『皆に杏のバイト姿見せたくて!』
と言って陽太が話し掛けてきた。