そして陽太がここを出るまでの
悲しいカウントダウンが始まってから
あっという間に0になった。

こんなに時間が過ぎるのって
早かったっけ…?
そう感じるぐらい、
一瞬で時は流れていった。

もう泣かないと決めてみても
不安や寂しさに耐えきれず、
部屋で一人泣いた夜を
何度過ごしてきたのだろう…。

泣くのはこれが最後だと言い聞かせ
何回自分の決意を無駄にしてきたかな…。


とうとう3月20日の朝を迎えた。

日付を信じたくなかった。