いつもみたいに
ヤキモチ妬いてるのかな?
と思ったけど、
仕事に関する話で電話しただけだし
仕方ないやんってあたしは思い、
適当に流した。

『聞いてんの?』と言う陽太の声は
さっきよりも機嫌が悪いのが
伺える。

「聞いてるよ。」と返すあたしも
正直めんどくさくって
わざと態度に出した。

『あ〜もう…。』

「あ〜もうって、
陽太が突っ掛かってきたんやん!」

『俺は心配してるだけや!』

「仕事休みたいって言うただけやん!
勝手に休む訳にもいかへんやん!
やのにそんな怒られたくないわ!」