そしていつものように
城野くんとメールをしていると、

「あさって暇?
飲みに行かない?」

って誘ってくれたんだ。
返事は一つ。

「行きたい!」

「じゃああさって行こう☆」

ケータイの画面を
ニヤニヤしながら見つめた。

明日やあさってが
心底楽しみだなんて
初めてだよ。

明日を飛び越えて
早くあさってが来てほしいと
本気で思いながら、
その日の晩も遅くまで
城野くんと他愛ないメールを続けた。