電気もテレビも消して
静まり返った部屋。

『杏ちゃんおやすみのチューは?笑』
「陽太からしてぇや!笑」

チュッとキスをして、
陽太の腕の中に入った。

『「おやすみ」』

それから何も話さなかったけど、
陽太はずっとあたしの背中を
トントンとしてくれていた。

すごく心地良くて
あたしはこの温もりを
いつまでも覚えていたいと思った。

しばらくすると陽太の手が止まり、
寝息が聞こえてきた。

そっと動いて陽太の寝顔を
初めて見た。

いつもカッコイイ陽太だけど
寝顔がすごく可愛かった。

愛し過ぎるよ…。