『杏!!』

「ごめん…。」

『何処に居た!?
ずっと探してたのに見つからんし!』

「この車の影に隠れてた。」

『もう〜‥!
心配かけんなや!
こんな夜遅くに一人で出て行くな!
あほ!』

「ごめん‥」

陽太はあたしの頭をポンポンした。
また涙が溢れてくる。

「陽太さっきはごめん。
別れたくない‥一緒におりたい‥」

『知ってるよ。』
陽太はニコっと笑った。