美樹「杏、陽太くんが
地面に何か叩きつけたりしたん
怖かったやろ?」

あたし「うん…ビックリした。」

美樹「美樹なぁ、遠距離した事ないし
離れる事がどんなけ辛いかは
正直分からんねん。
だからこんなん言ったら
人事みたいに思うかもしれんけど、
陽太くんは杏の事
間違いなく幸せにしてくれると思う。
それは今まで
杏から陽太くんの話聞いたり、
この前陽太くんに会ったりして、
ほんまに二人とも幸せそうやし
愛し合ってんのが
めっちゃ伝わってきてん。」


あたし「うん………。」

美樹「陽太くんが言うように、
一生会えへん訳じゃないし
遠距離なっても別れる訳ちゃうやん。
杏がこんなに誰かを好きになったん
初めて見た。
そんなに好きになった人を
嫌いにもなってないのに手放していいの?」

あたし「……美樹の言う通りやわ…」