あたしはその場から動けず
泣きながら親友の美樹に電話した。

美樹「もしも〜し?」
あたし「…美樹…」
美樹「杏!?どうしたん!?」

あたしはただ泣いていた。
美樹はすごく心配していて、
とりあえず落ち着いてとか
何があったん?とか言っていたと思う。

美樹の声を聞いていると
だんだん落ち着いてきて、
あたしは最近の情緒不安定だった事や
今日の出来事を全て話した。

美樹はうん、うん、
と黙って聞いてくれた。