「いつ…?」
『3月18日ぐらいに向こう行くわ。』
「…………そっか。」

離れる日が来るのは分かってたけど、
日付を言われるとほんとに実感した。

あと2ヶ月で
陽太は東京に行ってしまう…。

もっと自分に頼ってほしいと
言ったばかりなのに、
陽太の弱音を聞いたばっかりなのに、
あたしは泣きたくなった。

グッと涙をこらえ、
明るい自分を演じた。

だけど…
不安や寂しさがあたしを襲う。

あたしはこの日から
どんどん病んでいった。