『そろそろ帰ろっか!』
「せやな!
……あ〜帰りたくない!
バイバイ夢の国!」
『夢の国ってディズニーランドやん!笑』

ふざけ合って歩き、
車に乗り込んで地元を目指して
走り出した。

『あれだけはしゃいで
さすがに疲れたやろ?笑
ちょっとでも寝ぇや!
杏体弱いんやからな!』

いつもあたしの体調を
気にかけてくれる。

明日からまたしばらくバイトが続く。

あたしは陽太の言葉に甘えて
車内で寝て、
気付けば地元に帰っていた。