陽太の言葉が途切れた時
何度もキスをした。

タイミング良く
観覧車は頂上に来ていた。

「安心した。
杏、絶対陽太が最後の恋やと思う。」

『俺もやから。
ずっと離れんと一緒におろうな!
嫁さん!』

最高の夜景を見ながら
最高の言葉をたくさん並べ、
最高の思い出になった。

あたしは4年近く経った今でも
この夜景を鮮明に思い出せる。

忘れられない夜景になった。