《ピピピピ―――》
部屋中に響く目覚まし時計を停め、ベッドから体を起こし、昨日用意した服に着替えた。
服装は動きやすさをテーマにTシャツにショーパンというコーデに…
髪をとかし、何回もくくり直し、やっときれいに高い位置にポニーテールができた。
そしてシュシュを付けて完成。
そして目を覚ます為、カーテンを開けると、太陽の光が眩しいほど照っていて、雲一つない天気。
『なんだ起きてんの?』
目を擦りながら部屋に入ってきた琉斗。
「てか、入ってくる時はノックぐらいしてよ!」
『はぁ?んなのメンドイ』
本当に思春期ってこっちも嫌だよ。
私も琉斗とみたいだったのかな?
『なんか作って?』
「なんで?」
『今12時だし』
今12時って言った?
えっ?
確か起きたの10時なのに…
もしかして髪のセットに2時間??