先生と一緒に出かけられる。


制服じゃなくて、普通の
服で……。



(どうしよ……やっぱ
すごく、嬉しいよ……)



色々考えてしまってたけど、
やっぱり、それが素直な感情。




「――どうしたの、花琳?

んな真剣にメール見ちゃって?」



いつまでたっても食い入る
ように携帯を見つめてる
あたしに、待ち切れずに
奈緒が問いかけてきた。



あたしは弾かれたように
我に返って、



「あっ、ゴ、ゴメン!

なんかちょっと、親から
変なメール来て……。

あたし、電話してくるね!」


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