ソッコー将輝が同意した。


けどなんか、それはそれで
腹が立つけど。



「もーっ、将輝がしょっちゅう
ここに来るから、あたしが
こんなこと言われるんじゃない!

ホントに、D組に来るの
やめてくんない!?」



再びキッと睨みつけて
言ったら、予想外に将輝は
ウッと言葉に詰まる。



「な、何だよ! 

オレはだなぁ――…!」



「あ、花琳。携帯鳴ってるよ!」



ムキになって何かを
言おうとしてた将輝の
セリフを、奈緒が遮った。



手は、あたしが机に置いた
ままにしてた携帯を指差してる。


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