「クックック。相変わらず
仲いいわねー、アンタ達。

なんか夫婦漫才見てるみたい♪」


キリキリ目くじら立ててる
横で呑気に笑う奈緒を、
あたしは思いっきり睨みつけた。



「気持ち悪いこと言わないで!」



夫婦とか、ありえないし。



「とか言っちゃって、
照れてるだけなんじゃないの?

ホントにアンタ達、
つき合えばいいのに」



「なっ………!?」



今度こそご飯を喉に
詰まらせそうになる。



「何言ってんのよ、奈緒っ!?」



「まったくだ! オレにも
選ぶ権利はあるっての!」


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