「……わかった。

日程がハッキリしたら、
また言うよ」



「ハ、ハイ」



コクリと頷くと、あたしは
そのまま逃げるように
音楽室を出た。



絶対に真っ赤に違いない
顔を、駅に着くまでに
何とか元に戻さなきゃと
考えながら――…。





―――――――…。
―――――…。
―――…。
――…。



_