「行ってこい」




男気溢れる声で
ばしんっとあたしの肩を叩く






(って!?)




じぃぃん、とする肩を
反射的におさえたあたしに
依瑠ヵの真直ぐな瞳が


ぐすぐすしてんぢゃねえよ、



という気持ちがありあり見えて
怖くてこくこくっと頷いてしまった