「ハァハァハァ・・・」

久しぶりに走ったから疲れた

一体あの男はどんなヤツなんだろ・・・

叫んでて声もはっきりしてないし・・・

でも多分、優しいヤツなんだろーな。

まあこれは俺の勝手な想像だけどね

ってかまだかよ・・・

あっちの屋上からだと遠いんか?

っと思ってたら・・・

『トントン』っと肩を叩かれた。

「あ゛?」

「そーんな怖い顔すんなって(笑)俺俺(笑)」

そーいって笑うヤツは、決して顔が良いとはいえないけど・・・

とても笑顔が『綺麗』で・・・

そして『輝いて』・・・

『太陽』のような人だった。

アイツだってわかってるけど、わざと・・・

「なんなんだよ。俺俺詐欺ですかー?」

とかいってみた。

「違う違う(笑)屋上のヤツ。」

「うん。しってる。にしてもホントに俺のことしってたんだな。」

「あっ知ってた?(笑)つか知ってるっつっただろ?ってかやっぱ女なんじゃんかよ!!!」

「あー・・・女装してるだけ。」

「女装が趣味かコラ!!!!(笑)」

「にしてもオメェはよく笑うなぁ。」

「んあ?だって、笑ってるほーが幸せがくる感じすんじゃん?それに笑ってるほーが気分もいーしな(笑)」

「ふーん。」