目覚めるとベッドの上だった。

そしてそこには自分の母と妹が。

「華緒!!!!?」

「お姉ちゃん!!!!」

「ぅっさぃ・・・ここ・・・どこ・・・?」

「あぁ!!!!ここは病院よ?・・・アンタ・・・なんてことしてんの・・・」

そこでお母さんが泣き崩れた。

「・・・?ん・・・?何が?俺なんかした?」

「お姉ちゃん・・・あの倉庫で刺されたまま放置されてたんだよ。業者の人が気づいてくれなかったら・・・・・・ぅっ・・・ぅぁああん。」

妹まで泣きはじめた。

俺はどーしていーかわからず、ただ、2人の背中をさすっていた。

そして、その後一ヶ月入院してから、退院できた。

帰ってきてお母さんがいったことは、転校する。

ということだった。

俺も内心安心した。

もー優衣香とあわなくていいから。

気まずくなるのがやだった。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「はぁ〜・・・」

あんなことがあったなあ・・・

でもまだ刺されたあとが腹にあるんだよな。

ホントに優衣香のかわりに、一生消えねえ傷が作られちまった(笑)

もーそろそろ学校もめんどくなってきたし、サボるか。

「ねーぇー?祢兎(ナイト)さん?今日遊ばない??」

「あー・・・ごめん。今日は無理だわ。行くとこあるし。」

ホントはねーけどね。

めんどいだけ。

友達なんかつくらねー・・・って決めたからな。

「そーなんだ。ごめんね?また今度遊ぼうね?」

「おぅ。わかった。じゃぁな」

「ねぇ。なんで祢兎さん誘ったの?」

「えー?なんか祢兎さんって不思議な感じがして、綺麗だし、かっこよくない?で、ちょっと興味があってさー。遊んでみたかったんだー。」

「ふーん。アタシは苦手だなあ・・・」

「そぉ?でもさっきめちゃ優しかったよー?」

「へぇ。」

声が丸聞こえ。

まぁいーや。

さっさとどっかいこ。