ずっと小さい時から隣にいた海斗。


誰よりも優しかった。


大切な存在だった。


だけど・・・


「海斗が好きなんだぁ・・・」


そう言って顔を赤くしている衣玖はいつもみたいに男みたいなのが抜けていた。


「そか・・・」


ちゃんとうまく笑えてるかな?って。


それだけが心配でただただ衣玖の顔がみれなかったんだ。


「結菜~」


聞きなれた声。


「うわぉ」


私の髪の毛をぐしゃぐしゃにする海斗。


「ちょ・・・///」


胸のドキドキが止まらなかった。


「寝てた?」


「眠たいZzz…」


いつも私の机に来てくれる海斗。