「ね~本当に誰なの~?」


衣玖・・・しつこすぎだよ・・・



「教えないてば~♪」


でも優しい海斗は笑顔で何回もそういう。


健人が隣にいた。


授業が終わってもこればかり。


「ねぇ?結菜は気にならないの~?」


「ぇ・・・気にならないし・・・」


「なんで~」


「なんでって・・・」



ふと海斗が口を開く。


「俺があることしたら・・・皆わかるよ!」


「ああ、確かに俺と海斗があることしたら皆わかる!」


「だよな~?ケント~?」


「おう!」


ある・・・事?


「俺がそれをしたら全てが終わる~♪」


そう笑顔で言う海斗を見つめる。


ふと私の手に机をのばす海斗。


保健の教科書を手にとってよみ始めた。


「これマッチョじゃね!?」


「確かに~♪」


二人で皆の前で笑いあっていた。


衣玖・・・視線が・・・痛いよ・・・


「それぅちの教科書!」


って言って海斗を見る。


「ぅゎっ・・・///」


海斗の手が伸びてきて私の髪の毛とまつげや目に触れる。


ドキッ