「海・・・斗・・・」


ドアの前で笑顔でこっちを見て笑ってる。



軽く頭を下げる海斗。



私も続いて下げる。


朝はいつものようだった。



変わらない、これが一番幸せだった。


「ぁー嫌だー席替えしてぇー」


「なんで?」


「隣登校拒否だぜ?」


「確かに~♪」


いつものように私の席に来る。



だけど周りの雰囲気はいつもと違った。