「結菜の事好きなの?噂になってるよ?付き合ってるの?」



衣玖・・・なんで・・・


そんなにストレートに海斗に聞いちゃうの・・・?


海斗が私の席の横に座ってた。


私の筆箱を勝手にとっていじくってて衣玖と話してた。


帰ってきて席に着こうとしたらお取り込み中だった。


「結菜の事好きなの?噂になってるよ?付き合ってるの?」


衣玖の言葉。


「は?付き合ってねぇし」


そう言って机に顔を付けてる。


その様子を影から私は見ていた。


数分後ずっと返事を待っていた衣玖に海斗は顔を上げる。



「まぁいいや~♪」



え・・・?



衣玖が変な顔してどっかにいく。


あっ・・・衣玖は海斗を好きって噂になってる美奈のとこに言って「だって」と言っている。ああ、頼まれたんだ。