それから数分して海斗が来た。


「海・・・斗・・・?」


下をむいてちょっぴりこっち向く。


「・・・?」


手を前に差し出してきた。


その手には・・・


「誕生日プレゼント」


袋を持っていた。


その袋をただただ手に取り・・・


二人でそのプレゼントを持って海斗と見つめる。


「ぁっ、ぁりがと・・・///」


顔が暑くてしかたない。


きっと今の私の顔は、{たこさん}みたいになってるだろう。


この13年間生きてきた中で一番最高の誕生日になった。


「ミサンガほしくない!?」


照れてる私に海斗はまたあの優しい笑顔で笑ってくれた。


そう言って萌は私を引っ張ってゆく。


「・・・♪男子たち無言でちゃんとついてきてくれてるとこが超ーかゎぃぃ!」


とか空気を上げるために言ってみる。


あのね?


海斗。


私はあなたがこんなにも大好きになっていたんだよ?