「来たか。まぁ座れ」

監督は、職員室の椅子に俺を座らせた。


「監督、話って…

つぐみちゃんの事ですか」


「流石に察しがいいな。そうだ…」


その後、俺はつぐみの過去を全て聞かされた。


親に嫌われ、殺されかけたこと。

施設で暮らしていたこと。

そして、誰も信じなくなってしまったこと。