私は気がついたら近くの小さな裏山まで来ていた。

この小さな裏山は神社から歩いて5分の所にある。
ここは神聖な空気が流れている。

そこにいると自然と涙もひいてきた。

「はあ・・・。」

自然とため息がこぼれてくる。
今考えればたしかに私が悪いんだよね。

心配してくれた刹那にわがまま言っちゃった。
確かにアヤカシと私たちは違うのかもしれない。

だけど悲しみは皆同じだとおもうの。

甘いなんて言って欲しくなかったよ。
刹那に、わかって欲しい。

それに私刹那に人間じゃないからわかんないって言っちゃった。

一番刹那は私を理解してくれていたのに・・・

そう考えると自然と涙が溢れてきた。