ドアの向こうには数人の宅急便屋さん。


私の部屋にあったぐらいの段ボールを7,8個持っていた。


「に、荷物?え、もう全部届いてますけど……」


確かに私の荷物は全部あったはず。


「いえ、あなたではなく、もう一方のお方のです」


……はい?もう一方って、私一人暮らしのはずですけど……


どこかの家と間違えてるのかな?


「あの、多分それ、ウチじゃないと思いますよ?」


「え、そんなはずは……確かにここのはずですが……」


宅急便屋さんの一人が、段ボールに貼ってある宛先を確かめる。


確かにここですよ?と言われ、私は少し不安になる。ていうか嫌な感じがした。