カーテンの隙間から暖かい光りが差し込んでくる春の朝。


こんな心地よい空間の中、寝ていられないわけもなく、私はお母さんに起こされるまで寝ていた。



「あんた、明日から高校生でしょ!」



そう、明日から私は高校生です。


ただ…



「そんな事いっても住む場所がないじゃん!」



そう、私の入った高校は寮があるんだけど私は寮の申し込み日をすっかり忘れていて寮に入れなかった。


家から?


とてもじゃないけど通えない。


そんな私にお母さんは楽しそうに言ってきた。





「大丈夫!ちゃんと家用意したから!」