『今、よっちゃんち出たから、7時ごろみさきさんとこ着くと思います
よっちゃんの車で行くんで、わかると思いますけど、着いたら電話しま〜す
ゆい 』
『了解
だけど…なんかあたしホントにお邪魔じゃない〜大晦日なのに…。ゆいちゃんもよっちゃんもホントにいいわけ二人で過ごさなくていいの』
『な〜に言ってんですかいいんです今日は特別大晦日だからこそよっちゃんも楽しみにしてますよ
あ、今日、雪降るみたいですよ
ゆい 』
2003年12月31日
雪。
2004年まであと約6時間。
『邪魔じゃない?』
なんていいつつ、あたしは楽しみで仕方なかった。
初めて、友達と過ごす大晦日。初詣。
1人でニヤニヤしちゃうくらい、ワクワクしてた。
鏡の前に立って服と髪の巻き具合を見る。
自分の髪をふと、ジッと見た。
触れてみた。
毛先が…痛んでるね…。
そろそろ…
髪切ろうかな……。