「…えっと……、うん、多分4月の初め頃だね。お花見の時だったから。」 

「…………それで…」 

「大学の友達…っていうか、サークルの先輩なんだけど、その先輩に電話が掛かってきてね、いきなり『地元太田付近のヤツいる〜?』とか言いだして…。で、あたしそうだって言ったら、“古河愛希”っコ探してる人がいるって…」 

それが 

「ごめんね、あたしも……かなり酔っ払ってて…、愛希ちんのケー番教えちゃったの。」 

それが…… 


ももちゃん…? 


「ホントにごめん…。大丈夫?なんかマズイ事に…」

「うんん…。違うの。……ありがとう…。」 

「え?でも…」 

「カレシ…なんだ。ちょっといろいろあって、連絡取れなくなっちゃってね。」 

「あ、そうなのッ?なんだよかったぁ〜。じゃああたしのおかげだね(笑)♪」 







ウソじゃ… 
なかったんだ…。 




ももちゃん…。