長い長い夜だった……。 

飽きるほど、 
何度も何度も肌を重ねて…
何度も……果てる…。 


唇と唇が触れて 

指と指が絡み合う…。 

その小さな小さな一つ一つの感触が

愛しくて 

幸せで 


涙が出る……。 


ももちゃんのすべてが


あたしのすべてを


包み込む。



あたし 


ももちゃんが好き。 


ももちゃんが……好きだ。 



あたしも
あたしのすべてで


ももちゃんのすべてを


包み込んであげたい…。


ずっと 
一緒にいたいよ…。 





あたしは知ったんだ。

ずっと知らなくて、
理解できなくて
分からなかったこと。



『愛する人と、生まれたままの姿で触れ合う事の意味……。』 



言葉じゃなく

理屈じゃなく



この心と
この体で



その意味を知った。







今夜はももちゃんの腕の中で眠る。 

今日は怖くないよ。

不安はもうないから…。