よっちゃんはため息をつくように、一息置いて……


言った。



「それって、連絡めんどくさかったイイワケじゃないの? 
オレにはそういう風にしか聞こえないけど。」


「………………」



「オレ、ももちゃんと付き合い長いけど……

そういうキャラじゃないし…。」 


「…………」



言葉が出てこなかった。 



それが 

ウソかもなんて……


あたしは今まで考えもしなかったから……。  





「帰る……。」

「あ、送るよ?」

「いい…。そこでタクシー拾うから。」


あたしはとぼとぼ歩きだした。 


よっちゃんがまだ何か言ってた気がしたけど……


よく聞こえなかった。 












ももちゃんに会いたい…。 








あたしはケータイを出して、ももちゃんに電話をかけた。 






会いたい。